ユーアンドミークリエイト株式会社

研修企画書をあっという間につくる裏技

お問い合わせはこちら

研修企画書をあっという間につくる裏技

研修企画書をあっという間につくる裏技

2025/12/15

 研修講師をやっていると、必ずやるべきことがあります。それは「研修の企画書を作成する」というものです。
 研修を売り込みに行くときも、さらには研修を依頼されたときにも、どのような目的でどのような内容を提供するのか。それをわかりやすく客先に伝える必要があります。
 実はこの研修企画書、私は作成するのに30分もかかりません。
 どうやったらこんなスピードで作成できるのか? その裏技をお伝えします。

 

【研修企画書に必要な要素】

 そもそも研修企画書ってどんな項目を乗せればいいのでしょうか?
 これには大きく3つのことが必要になります。


1.研修目的と目標


 この研修は何のためにやるのか、これが「目的」です。
 この目的は、依頼先のニーズをしっかりと汲み取ることが必要になります。
 そのため、きちんと事前ヒアリングを行い、依頼先から目的を引き出したうえで、自分の考えや思いを追加してみましょう。


 そして、この研修を受けると何が得られるのか、受講生がどんな姿になるのかを明確にしたのが「目標」です。
 これは後述する「カリキュラム」を組んでから考えてもいいし、先に「目標」を考えたうえで「カリキュラム」を組み立ててもいいです。


2.カリキュラム


 どのような内容をどのような時間配分で行うのか、それを示す必要があります。
 ここが研修企画書の一番の見せ所でもあります。
 依頼先はこの内容を見て、もっとこんな要素を入れて欲しいとか、ここはこういうことを伝えてほしいなどの要望が出てきます。


 また、カリキュラムは
 ・時間 どのくらいの時間を使うのか
 ・項目 実施する内容のタイトル
 ・内容 具体的に何を伝えるのか、どのような手法を用いるのか
 ・目的 それは何のために行うのか
 といったことを記載する必要があります。


 実は研修企画書で一番面倒なのがこのカリキュラムでしょう。
 今回はここの作り方のコツを具体的にお伝えします。


3.準備品や事前課題、アフターフォローなど


 研修で必要となる準備品にどのようなものがあるのか。
 それを事前に書き出しておく必要があります。
 それにより主催者は、プロジェクターやマーカーなどの備品を誰が準備するのかを理解できます。


 他にも事前課題を要望する依頼先もあります。
 これはできたらこちらから提案しておくといいですよ。
 それにより、受講生はマインドのセットアップを行って受講に臨むことができます。


 また私の場合、アフターフォローをなるべく入れてもらうようにします。
 これについては私独自のやり方なので、今回は詳細を割愛します。
 (後日、アフターフォローについて詳しく記事を書きますね)

 

【研修企画書の作成はなぜ面倒なのか?】

 今回お伝えする「研修企画書の作成」、これが面倒だと思っている人も多いでしょう。
 なぜなら、依頼先からの要望を聞いて、どのようなことをやるのかカリキュラムを一から考えて、頭の中でイメージしながら文書に書き落とす。
 そういう作業を考えているからです。


 しかも、こういった文書を作成するのに慣れていない人も多いと思います。
 今まで企画書などを書いたことがない人にとっては、これは一つの難問とも言えるでしょう。


 また、企画書の出来一つで仕事が取れるかどうかも決まってしまうこともあります。
 そうなると、どうやって見せ場を作ろうかということまで考えがちです。
 そうなると頭がこんがらがってしまうでしょう。


 けれど大丈夫です。
 実は依頼先は、あなたがつくった企画書がきれいに見えるかどうかとかほとんど意識していません。
 だから、無駄に文書に装飾を付けても意味がないんです。


 それはどうしてか?
 なぜならあなたのことを「先生」と思っているからです。
 「先生」が提出してきたものに対しては、多くの人は一目置いてくれます。


 とはいえ、メリハリの無い文書はさすがに見にくいものです。
 では、どうやればメリハリが付くのか、先にそれをお伝えしましょう。

 

【企画書のメリハリの付け方】

 あなたは研修企画書を作成する時に、1つのフォントしか使っていないということはありませんか?
 ゴシックならゴシックだけで書く。
 明朝体なら明朝体だけで書く。
 作成するワードやエクセル、パワーポイントにはじめから設定されているフォントだけで作成する、なんてことは絶対にやってはいけません。


 それこそ、メリハリのない読みづらい文書になってしまいます。
 なので、今回は私が設定している文書作成のルールを公開します。


 まず大見出し。
 文書のタイトルや大項目となるところです。
 ここは「HG創英角ゴシックUB」というフォントを使います。
 いわゆる太文字のゴシック体です。
 これにより、見出しがはっきりします。


 次に中見出し。
 研修の目的、目標、カリキュラムといった見出しです。
 これは「MSゴシック」を使います。


 そしてその内容。
 これは「MS明朝」を使います。
 そうすることで、見出しと本文のメリハリがはっきりつきます。


 また字下げについても意識しておきましょう。
 例えばこんな感じです。

 大項目
  見出し
   本文・・・

 このように字下げをしておくことで、どこが区切りになっているかが一目でわかりやすくなります。
 これにフォントまで変えると、文書にメリハリが付いてとても読みやすくなりますよ。


 よくやってしまう間違いに「太文字(Bolod体)」にするというのがあります。
 これはパソコン上では見分けが付きますが、印刷するとあまり変化が見られません。
 そのため、太文字はあまり使わないほうがいいでしょう。


 色については自由に設定して下さい。
 ただし、相手先はモノクロで印刷することも多いので、私は最近はあえて色は使わずに白黒だけで作成することが多いです。

 

【研修企画書をあっという間に仕上げる裏技】

 さて、ここまでが前置き。
 いよいよ本題の研修企画書をあっという間に仕上げる裏技です。
 これは一言でいうと「オブジェクト指向」を使うというものです。


 はて、オブジェクト指向とは何?
 これはプログラミングを扱う時に活用する考え方です。
 システムを構成する要素を「オブジェクト」としてとらえ、それをどのように組み合わせるかを考えて組み立てるやり方です。


 ではこれを研修カリキュラムでどのように扱うのか?
 私は1〜1.5時間ごとを1つのパーツ(オブジェクト)として考えます。
 あとはそれらを研修に目的に合わせて、どのように組み立てるのかを考えるだけなのです。


 例えばファシリテーション研修の場合。
 ・ファシリテーションとは
 ・合意形成
 ・ファシリテーショングラフィック
 ・Win-Win
 ・論理的思考
 ・問題解決の流れ
 ・アジェンダ作成


 以上のようなオブジェクトパーツのカリキュラム部分をあらかじめ作成しておきます。
 あとは時間配分と目的に合わせて組み合わせるだけです。


 他にもコーチング研修、ロジカルシンキング研修、チームビルディング研修など、あらかじめ必要となるオブジェクトをいくつも考えておくのです。
 そうすることで、ファシリテーション研修の中にもコーチング要素を入れてほしいといった要望があれば、それぞれのオブジェクトから引っ張り出してくればいいだけのこと。


 だから企画書がわずか30分で完成するんです。
 だって、一番メインとなるカリキュラムの文章はすでにできあがっていますからね。
 あとはそれぞれをコピペすればいいだけのことです。


 とはいっても、研修内容によっては一部追加修正も必要になります。
 そこは臨機応変で対応しますが、それほど大きな修正にはなりません。


 これがあっという間に研修企画書を作成する裏技です。
 実際に私はこれで、研修打ち合わせが終わったらすぐに作成し、その日中に企画書を提出することを心がけています。


 すると先方は驚くんです。
 「えっ、こんなに早く作成してくれたの!?」と。
 これが後々の信頼にもつながってきます。

 

【でも、いきなりオブジェクトは作れないのでは?】

 とまぁ、理論的なことはわかりました。
 けれど、最初から全ての研修についてオブジェクトとなるカリキュラム部分を準備しておくのは難しいのではないか?
 きっとそう思うでしょう。


 確かにそのとおりです。
 私も最初から、想定される研修のオブジェクトを全て準備しておいたわけではありません。
 ではどうしたのか?


 なんてことはありません。
 これは研修企画書をいくつも書いたものでストックをためておいただけです。
 そもそも、今までやったことのない内容の研修を依頼されることもあります。
 だから、そのたびに新しいものを作成します。


 新しいものを作成するときには、さすがに30分ではムリがあります。
 これには頭をひねって、いろいろと調べて作りました。
 でも、これがいいんです。


 一度頭をひねって作ったことで
 「こういう依頼内容だったらこれが当てはまるな」
 というのがすぐに閃くようになります。


 実際にオンラインで研修の打ち合わせを行い、事前に作成したカリキュラムを説明したところ、その場で依頼先から「こんなことを学ばせたい」という要望がありました。
 そこで、私はその場で「以前やったこれだと当てはまるな」とひらめき、間髪入れずに修正案を提案したことがあります。


 これは産みの苦しみを知っているからこそ、できる技です。
 だから最初だけはちょっとだけ苦しんで、頭をひねって考えてみて下さい。
 あとはその積み重ねたものをオブジェクトとして活用するだけですから。


 何事も積み重ねが大事ですよ。

 

【おすすめ!最後には必ずこれを】

 私の研修の場合、最後には必ず「研修の振り返り」というのを30分間確保しています。
 この時間を使って、研修で学んだことや感じたことを振り返ってもらい、最後には「何を行動するか?」という行動目標を3つ打ち立ててもらいます。


 研修でいろいろ学んだからと言って、正直なところ学んだもの全てを活用することはムリです。
 下手をすると、というかほとんどの研修の場合「いい話を聞いたな」で終わってしまいがちです。


 それを防ぐために、最後に自分が「よし、やってみよう!」と思ったことを3つ書き出してもらい、グループ内で宣言をしてもらいます。
 これにより行動意欲が高まるというものです。


 そもそも私達研修講師が10のことを伝えても、受講生の心に残るのは2〜3程度がいいところです。
 だったら、その2〜3を徹底してもらいましょう、ということなんです。


 それにより、研修後に少しでも行動変容が起きればしめたもの。
 それが研修の成果となり、この研修はとても効果があると依頼先も思ってくれやすくなります。
 そのためには必要な要素です。


 このやり方については、そのうち詳しくお伝えします。
 大事なのは受講生の行動変容を促すこと、そのために行動目標を立ててもらうことをぜひ研修の最後に入れてみて下さい。

 

【おわりに】

 研修企画書をあっという間に作成する裏技はいかがだったでしょうか。
 あっという間、とはいえオブジェクトパーツを最初に作り上げるには、経験と時間が必要になります。
 その積み重ねを1年も行えば、徐々に作り方のコツが分かってあっという間に企画書なんて書けるようになるでしょう。


 今の世の中、ビジネスはスピードが命。
 締め切りギリギリに企画書をつくるのではなく、頼まれたらすぐに作成して提出する。
 これをぜひ心がけて下さい。


 そうすることで研修講師としてのあなたに対しての信頼度は間違いなく上がります。
 そのためにも、たくさんのオブジェクトを積み重ねておきましょう。


 次回は「アフターフォローのやり方」についてお伝えします。
 実はこれ、私のオリジナル技でもあります。
 このアフターフォローをやっておくことで、間違いなく受講生は行動変容を起こします、いや起こさざるを得なくなります。


 私はこのアフターフォローを取り入れたおかげで、他にはない特徴のある研修講師として名前を広げることができました。
 またこのおかげで客先からリピートをいただくこともできました。
 これはあなたにもぜひ真似をしてもらいたいところです。


 アフターフォロー、どんな裏技を使うのか、次回も乞うご期待!

----------------------------------------------------------------------
ユーアンドミークリエイト株式会社
〒883-0021
宮崎県日向市財光寺1460
電話番号 : 080-3503-8297
FAX番号 : 0982-54-4936


宮崎を拠点に中小企業の支援を

管理職研修も宮崎を拠点にご提供

----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。