感情を忘れさせろ【ファシリテーション　宮崎　オンライン　リモート　研修】

宮崎やリモートのオンライン研修で会議・ファシリテーション指導をしているコンサルタントがお届けする会議のコツです。

 

会議でよくある発言が、実は「感情論」であることに気づくでしょう。
「感情論」とは、感情に駆られた主観的な発言のことを言います。

例えば

 

「その罰則は良くないと思います。

　それは意味がなく、なんの効果もないのでムダだと思います」

一見すると、普通の意見に聞こえますが。

実はこれが感情論なのです。

これは罰則に対して、発言者の主観で意見を述べているだけです。

これだと何が悪いのかが不明確です。

 

ではどのような発言がいいのでしょうか？

 

「その罰則によって、行動の改善が見られたケースは、私が知る上では見たことがありません」

言っている内容はほとんど同じですが、実は大きく違います。

後者は自分が知るデータに基づいて発言をしています。

こう言われると、納得せざるを得なくなります。

大事なのは感情論ではなく論理的説明、つまり事実は何なのか、ということです。

さらに、後者は事実だけを述べて、それに対しての判断を行っていません。

会議で判断するのは、意見を述べた人ではなく参加者全員です。

だからこそ、感情を一旦捨てて事実のみを述べることを意識してみましょう。

では、発言が感情論なのか事実なのか、それを見分ける方法を一つお伝えしましょう。

発言の中に「〜と思います」「〜と考えます」というような主観的発言が多ければ、それは感情論です。

逆に誰もが納得できるような、客観的なデータなどを用いた場合は事実になります。

「今日は暑い」は感情論、「今日の気温は３５度である」は事実です。

この違いをファシリテーターは把握し、事実のみを拾い上げるようにしてみましょう。
 

 

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