ユーアンドミークリエイト株式会社

アイスブレイクはアイスブレイクで終わらせるな!

お問い合わせはこちら

アイスブレイクはアイスブレイクで終わらせるな!

アイスブレイクはアイスブレイクで終わらせるな!

2026/07/13

前回は私がやっている、研修のアフターフォローについてお伝えしました。
これ、おかげさまで好評です。
特にLINEを活用したやり方は、受講生もパソコンなどが不要なのと手軽にすぐにレポートを出せるのでやりやすいようです。


私もすぐに手元のスマホで確認できるし、スマホから返信できるのでとてもありがたいんです。
まぁ欠点といえば、個人のアカウントを活用させてもらうので、人によっては抵抗感を感じる方もいますけどね。


さて、研修を盛り上げるために必要なこと。
これが「アイスブレイク」です。
いきなり研修の本題に入るのではなく、受講生の頭を柔らかくし、雰囲気を良くするためには欠かせないことです。


実は私、アイスブレイクの宝庫と自分でも言えるくらいたくさんのネタを持っています。
今回はネタを紹介する、のではなく。
このネタを実際の研修で活用する際の心構えを中心にお伝えしていきます。


【アイスブレイクは単独で終わらせるな】

アイスブレイクと一口に言っても、さまざまなものがあります。
簡単なのは受講生同士の自己紹介。
これもアイスブレイクです。


また、ちょっとしたレクレーション的な要素を含んだものもあります。
体を動かしたり、頭の体操をしたり、などなど。
こちらは時間に余裕がある場合に行ったりします。


けれど、多くの方がやっているアイスブレイクはこんな感じじゃないですか?
アイスブレイクが終了した途端
「はい、それでは今から本題の講義に入ります」


これ、実はやってはいけないことなんです。
なぜか?
だって、せっかくアイスブレイクで盛り上がっている雰囲気が、バッサリと分断されてしまうでしょ。
こんなもったいないことはありません。


研修講師として、アイスブレイクを本格的に活用したければ。
アイスブレイクと本題の講義をつなぐ「解説」を入れるべきなんです。
そうすることで、受講生はアイスブレイクの温まった雰囲気を保ったまま、講義内容に移ることができます。


【解説ってどんなことを言えばいいの?】

ではアイスブレイクから本題に移る解説について。
これ、どんなことを言えばいいのか気になりますよね。
何かネタ帳のようなものがあるのか、それともこの講義にはこのアイスブレイクと決まっているのか?


実はそんなものありません。
これ、無理やりアイスブレイクと本題をつないじゃうんです。


例えば、レクレーション的なアイスブレイクとしてじゃんけんを活用したとしましょう。
そして講義内容がコーチングだとします。
私なら無理やり、こんな解説を入れます。


「じゃんけんって勝つという価値観が優先されるじゃないですか。
 けれど、世の中には負けるが勝ち、なんていう価値観もありますよね。
 大事なのは各々が持っている価値観、これを大事にすることなんですよ。
 そうすることで人はやる気が出てくるんです。
 それをどうすればうまくやれるか、そのためのコミュニケーションの一つがコーチングなんです。
 ということで、これからコーチングってどんなものなのかについて解説しましょう」


いかがですか?
これ、実は今即興でつくったものです。
そう、解説には型がありません。
とにかく無理やりでいいからつなげちゃうんです。


そんなことしたら、受講生から変に思われませんか?
大丈夫、なぜなら受講生はあなたのことを「先生」と見てくれています。
子どもの頃、先生が言ったことって絶対的だと感じていませんでしたか?
そういった心理バイアスがかかっているので、多少屁理屈でも受講生は勝手に納得してくれるんですよ。


【でもやっぱりアドリブは不安】

多くの人はこう思うでしょう。
「思いつきでそんな解説なんてできません!」
たしかにそうですよね。


私は今まで何度もそうやってきたので、これは私だからできる芸当かもしれません。
なので、アドリブが不安な方に良い方法をお伝えします。


それは「定番アイスブレイクを1つ決めておく」です。
でも、定番ばかりやっていたら、次につなげる言葉も定番になっちゃうんじゃないですか?
いえいえ、そうじゃないんです。


定番アイスブレイクを決めておき、その中にある学びにつながる要素をいくつか抜き出しておきます。
例えばじゃんけんだったら
・勝ち負け
・価値観
・偶然
・あいこ
・戦略
・ルール
などなど


その後に続く研修の本題が次のようなものだったら。
・ファシリテーション研修 → 会議の進め方の戦略を練ることが必要
・ロジカルシンキング研修 → 偶然勝ったと思えることも分析をすると理由が見つかる
・ハラスメント研修 → お互いの価値観を認め合うことで理解し合える
・OJT研修 → じゃんけんのルールを知らないと面白くない、だから教育は必要


ざっと思いつくキーワードを結びつけてみました。
他にもいろいろと考えられるでしょう。
このように、アイスブレイクの中にあるキーワードを使って、本題に結びつけて解説をすると、次に繋がる学びに意欲的になります。


【私が使っている定番アイスブレイク】

昔はさまざまなアイスブレイクを試していたのですが、最近はちょっと固定化されています。
それが「自己紹介クイズ」です。


軽く自分のことを自己紹介したうえで、趣味の話をしようとするんです。
そのときにこうします。
「せっかくなのでこれ、クイズにしましょう。私の趣味を当てて下さい。
 といってもノーヒントは難しいので3択にしています」


こういってもっともらしいウソをついてそのうちの一つをグループディスカッションで考えさせる、というものです。
これは結構ウケます。


でも、そんなことしたら時間ばかりかかるんじゃないですか?
そう思われがちですが、ここは時間をかけてもやる意味があるんです。


私の研修はグループディスカッションをふんだんにとり入れています。
本題に入ったら、いきなりディスカッションをやってもらうこともあります。
ここで自己紹介クイズを出すと、1分程度でも簡単なディスカッションを体験してもらうことができます。


こうすることで場の空気も温まると同時に、ディスカッションに対しての抵抗感もなくなります。
すると、本題のディスカッションもスムーズに進むんです。


さらにこんな解説も入れます。
「相手のことを知りたければ、まずは自己開示が必要です。
 このときに短い時間でちょっとしたエピソードトークを入れるのがコツです。
 ということで、これをつかってグループの中で自己紹介しあって下さい」


こうすると、最初のグループ内の自己紹介もスムーズに進むし、お互いのことを知り合うこともできます。
これはやる価値は大きいですね。


【アイスブレイクにかける時間は?】

これも疑問に思う人も多いでしょう。
どの程度の時間をアイスブレイクにかけるべきか。


これ、特には決まっていませんが、私は最低でも5分は必要だと思っています。
いや、5分じゃ足りないです。


同じ企業で研修を行い、普段から顔を合わせているメンバーであれば短い時間でも何ら問題はありません。
しかし、滅多に顔を合わせない人や初対面同士が多いところでは、じっくりと時間をかけます。


そして、必ず一人一言は自主的に発言してもらえるようなものを考えます。
だから長いときには15分くらいかけることもあります。


そんなに時間をかけて大丈夫なの?
もちろん、その後のタイムスケジュールもきちんと頭に入れたうえでのことです。
そうしないと、アイスブレイクのせいでお昼休みが短くなってしまうと、受講生から恨まれますからね。


大事なのは、受講生同士が短い時間でどれだけラポールを築けるか。
そのためには自己開示も必要だし、相手の話を聴き合う時間も必要です。


時間がないからと言ってアイスブレイクを端折ったり、時間を短くしてしまうと、あとの本題のほうがモタモタしてしまい余計に時間がかかるんです。
特にグループディスカッションでは十分なアイスブレイクができていないと、何も意見を交わさない、なんてこともありえます。


多少無理をしてでもアイスブレイクにはじかんをかけるようにしてください。
間違いなく、受講生のノリがよくなってきますからね。


【こんなときにもアイスブレイクを入れよう】

アイスブレイクはなにも研修の最初だけではありません。
私はその他に2箇所、入れることが多いです。


一つはお昼休憩後。
ここではみなさんお腹いっぱいになって、眠気もきています。
そんな状態でいきなり講義を始めても、うつらうつらされるだけです。


だから昼の一発目に頭の体操になるようなアイスブレイクを入れます。
場合によっては、身体も動かしてもらいます。
そうすると目が覚めて、午後からの講義に臨む姿勢ができますよ。


そしてもう一つ。
実はここが肝心なんです。
どこで行うかというと、研修の最後です。


これは時間の都合でやるときとやらないときがあるのですが。
やる場合の定番ネタとして「十二支を正しい漢字で書いてもらう」というもの。
これ、書けますか?


もちろんスマホで調べるのは禁止です。
制限時間3分間でグループで考えさせます。
これ、ほぼ間違いなく全部正解は出ません。


ここで正解を伝えると、みなさん「おー」という声が挙がります。
つまり読めるんですけど書けない、知識は持っていても使うことができていない、ということなのです。
そのことを伝えたうえで、ここからが本題です。


「今日学んだことはみなさんは知識の段階です。
 これをを使わないと意味がありません。
 でも使えと言っても、すぐにもとに戻るでしょう。
 そうはさせません!」


そう言って、前回お伝えした研修のアフターフォローについて伝えるんです。
研修で学んだことを講師の私に報告してもらい、私がそれについてコメントを返す。
そうすることで学びの意識を定着化させましょう、ということを伝えます。


このようにすることで、アフターフォローのレポートの大切さを感じてくれます。
学びを定着化させようという意欲も高めることができます。


この最後の最後のアイスブレイク、これはかなり効きますのでぜひ活用して下さい。
ただし、講師である自分が十二支をスラスラ書けるようにしておく必要はありますよ。


【実際の効果】

私自身は今回お伝えしたようなアイスブレイクを、いろんな研修で活用して効果を感じています。
以前、アイスブレイク講座というのを開いた時に、受講生からこんな喜びの声が挙がりました。


「アイスブレイクは今まで単なる雰囲気づくりで使っていました。
 けれど無理やりでいいので本題につなげるということをやったところ
 受講生のノリが良くてやりやすい研修になりました」


同じ研修講師をやっている人からの声です。
アイスブレイクをアイスブレイクで終わらせないということを、口を酸っぱくして伝えたので相当印象に残っていたのでしょうね。


研修講師として一目置かれたいのであれば、人がやっていないようなアイスブレイクをどんどん試してみましょう。
そして、必ず本題につなげる解説を入れる。
そうすれば受講生のウケは間違いなくよくなりますよ。


【おわりに】

アイスブレイクをアイスブレイクで終わらせないための奥義、いかがだったでしょうか?
こういった心構えを持ってアイスブレイクを活用すると、何より講師が一番楽しくなります。


講師が楽しめば受講生も自然と楽しくなるもの。
だから思い切っていろんな技にチャレンジしてみて下さい。
また、定番ネタも学びのキーワードをうまく拾って、あとの解説に役立ててくださいね。


意外と思うかもしれませんが、講師としていかに受講生に印象に残してもらえるかが、リピート受注につながるんですよ。
アイスブレイクも一味違うものを入れることで、頭の中に残りやすくなりますからね。


ということで、次回は「印象に残る研修講師になるために」です。
どんなことをすれば講師としての顔と名前を覚えてもらい、かつ良い印象を持ってもらえるのか。
その秘訣についてお伝えします。


これを知っておけば、あなたのところにもリピート受注がどんどんくる・・・かもしれませんよ。
では次回も乞うご期待!

 

----------------------------------------------------------------------
ユーアンドミークリエイト株式会社
〒883-0021
宮崎県日向市財光寺1460
電話番号 : 050-5367-5010


宮崎を拠点に中小企業の支援を

管理職研修も宮崎を拠点にご提供

----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。