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印象に残る講師になるために

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印象に残る講師になるために

印象に残る講師になるために

2026/07/21

前回はアイスブレイクついてお伝えしました。
コツは、アイスブレイクをアイスブレイクで終わらせない、本題につなげる解説を入れましょう、ということでした。


これ、無理やりでいいのでぜひやってみて下さい。
きっと受講生の印象に残りますよ。


ということで、今回のテーマは「受講生の印象に残る講師になるためには」です。
さて、あなたはどれだけ受講生の印象に残っているでしょうか?


そもそも、あなたは何かの研修を受けた時に、講師の顔や名前は覚えているでしょうか?
私は残念ながら、よほどの有名人でない限り、今まで受けたセミナーや講演会の講師の顔や名前は覚えていません。
これってどうしてなんでしょうね?


では早速スタートしましょう!


【覚えてもらうと何がいいの?】

そもそも、研修講師として顔と名前を覚えてもらうって、何か得することがあるのでしょうか?
はい、もちろんあります。
じゃないと、今回のテーマにはしませんからね。


ではどんな得することがあるのか、早速お伝えしましょう。


1.リピート受注をもらえる

これが一番大きなメリットでしょう。
受講生の評価が高く、また同席している研修担当さんもやたらとこちらのことを覚えてくれている。
そうなると、来年もまたこの講師にお願いしよう、なんていう気になってくれるものです。


逆を言えば、受講生や研修担当さんの印象に残らないような講師には、なかなかリピートの受注なんて来やしません。
だって、同じテーマなら誰でもいいんですから。


私はおかげで、毎年同じテーマでリピート受注をいくつもいただいています。
かつても、とある市役所で6年連続受注をいただいたこともあります
聞くところによると、通常は同じテーマでも3年で講師を変えていたそうです。


それだけ印象に残ってくれたんでしょうね。
ありがたいことです。


2.金額を上げることができる

これもまた、ちょっとうれしいことなんです。
1と連動して「この人じゃなきゃ」という気持ちになってくれる。
このときにこう伝えるんです。


「申し訳ないですが、あと少し価格を上げてもらってもいいですか?」
これが堂々と言えるようになります。
だって、相手は自分を望んでいるんですから。


最初はお試しということで、若干安く価格を提示していたことがあります。
でも、その価格だとさすがにねーってことで、実際にそうやって伝えたこともあります。
おかげで時間単価を少しだけ上げてもらいました。


逆に、相手から「この価格では申し訳ないから」と申し出てくれたこともあります。
これはありがたかったですね。


3.紹介が増える

やはり、印象に残る講師は誰かに伝えたくなるものです。
こんなおもしろくてわかりやすくて、いい講師がいるよって関連する他の会社に紹介をしてくれたことがあるんです。


私は普段は九州内だけでしか仕事をしませんが、呼ばれればどこにでも行きます。
紹介をいただいたおかげで、北陸やなんと北海道まで行ったこともあります。
現地に同じようなことをやる講師がいるはずなのに、ですよ。


やはり紹介の力はすごいですね。
もちろん、一発で受注することもできたし。
面倒な営業の仕事をしなくて済むのはとても助かります。


4.業界で有名になれる

受講生や研修担当の印象に残ると、徐々に名前が広がっていきます。
その結果、この地域でこの研修を頼むならこの人、なんていうのが定着しちゃうんですよ。
そうなると、こういった研修業界で有名人になれちゃいます。


もちろん、知る人ぞ知るという形ではありますが。
おかげさまで私の名前も、それなりに広がってくれているようです。
「あぁ、ファシリテーションなら古賀さんね」
って言われるようになりましたからね。


有名になれば、当然ながら1〜3のことも増えていきます。
名前が売れるに越したことはないですよ。


【印象に残らない講師って?】

では早速、印象に残るためには…をお伝えしようと思ったのですが。
その前に、印象に残らない講師の特徴をまとめてみました。
もしかしたら、あなたもこんなことやっていませんか?


1.テキストやパワーポイントを読むだけ

講師としての知識は豊富なのでしょうね。
自分が持っているものをとにかく伝えたい、その一心でテキストを作り込んだり、パワーポイントのスライドに力を入れて作成する。


そして研修のときには、その内容をただ読むだけ。
これなら、教材さえあれば誰にでもできますからね。
これだと、印象に残る訳ありません。


2.事例や例え話がない、または一般的

講師が解説をする時に、いろいろな事例を紹介することがあります。
しかし、その内容がすでにみんな知っていることだとつまらないものです。
下手をすると、こういった事例や例え話がないために、話の内容が全く頭に入ってこないということもありえます。


また、内容が古臭いものだと頭に入らないものです。
さらに、その事例も人から聞いたものばかりだとつまらない内容になります。
だって、熱がこもっていませんからね。


これもまた、印象に残らない原因のひとつなのですよ。


3.受講生に考えさせない

一方的に知識を詰め込むだけで、受講生に何も考えさせないとつまらない講義になってしまいます。
右から左に聞き流す、って感じになりますからね。


受講生が考えることをしないと、そこで何を学んだのかを咀嚼することができません。
そのため、研修を受けてもその内容で何か行動を起こそうという気持ちにはなれないものです。


4.話し方が一定

話し方の癖なのでしょうね。
抑揚もなく、間も取らずに、終始同じトーンでしゃべり続ける。
これってまさに「催眠電波」のごとく、受講生を眠りにいざなってしまいます。


また、どこが重要ポイントなのかも分かりづらいので、受講生も何をメモすればよいかがわかりにくくなります。
その結果、手も止まってしまうのです。


これって動画サイトにある、催眠を促す音源と同じようなもの。
印象には残りにくくなりますよね。
強いて言えば「あの先生の講義はよく眠れる」と評判にはなるかも。


5.場の空気を読まない

場の空気を読まずに、一方的に伝えたいことだけを伝える。
受講生からの突然の質問にも「後から答えます」なんて感じで、自分のペースを乱されるのが嫌だと言わんばかりになる。


こんなことをされると、さすがに受講生も嫌気が差します。
臨機応変な態度を取ったり、場の空気を読んで伝え方を変えたりと、さまざまな工夫がないと、場はつまらないものになります。


そうなると、講師としての印象も段々と悪くなるものです。


【では印象に残る講師がやっていることとは?】

ということで、ここからが本題。
印象に残る講師がやっていることって、どんなことなのでしょうか?
これ、もうおわかりですよね。
先ほどと逆のことをやればいいんです。


1.ディスカッションや体験型ワークをとり入れている

一方的な伝達ではなく、グループディスカッションやグループワークをとり入れて、体験型で学んでもらうことをおすすめしています。


私はちょっとしたゲーム感覚でできる、けれどそこにはきちんとした学びの要素がある体験ワークをいくつも持っています。
それを研修テーマに合わせて披露しているんです。


そしてグループディスカッション、これをふんだんにとり入れています。
そのため、模造紙は必須です。
意見を出してもらいながら、それを書き留める、そして発表。
この繰り返しです。


そのおかげで、私の研修の評価は「楽しかった」「おもしろかった」という声をよく耳にします。
そうすると研修担当も鼻が高くなります。
だって、こんなに楽しい研修を企画してくれたのですからね。


2.事例や例え話をふんだんに取り入れる

私は研修の時にお伝えするときには「PREP法」を基本の型にしています。
P:Point 結論
R:Reason 理由
E:Example 具体化、事例
P:Point 結論


このときにEのところで様々事例を用いています。
定番ネタもあるのですが、受講生が一番印象に残るのは「講師の失敗体験」です。
これはかなり効きますよ。


私の場合、コミュニケーション系の講師をやることが多いので、妻との失敗体験をよく入れています。
そうすると「講師の先生だってこんな失敗することがあるんだ」と親近感を持ってくれるようになるんです。


また、失敗エピソードは人の記憶に残りやすいものです。
そうすると、受講生の頭の中にはその印象がしっかりと残り、講師の顔と一緒に記憶に残るものなのです。


3.質問を多用する

私は受講生に対して、質問を多用しています。
「これってどうすればいいと思いますか?」
なんて投げかけを行う。
すると受講生は考える。


考えると、その答が欲しくなる。
そして答えを与える。
すると納得感が高まり、記憶にも残りやすくなる。
これをフル活用しているんです。


場合によっては、特に覚えてもらいたいものや考えてもらいたいものはグループディスカッションにしています。
そうすると、とても重要だと認識をしてもらえるんです。


とにかく受講生にはフルに頭を使ってもらいます。
なので私の講義は眠る暇なんてありません。


4.まるで落語のように話す

私の話し方の特徴として、とても聴きやすいし話にのめり込んでしまうというものがあります。
それは言葉の抑揚や間のとり方を工夫しているからです。


重要なことは二回繰り返して、しかも二回目は声を大きくする。
あえて間を取って、そしておもむろに話す。
ジェスチャーもふんだんにとり入れて、重要なことをビジュアルでも印象づける、などなど。


実はこれ、落語を真似したのです。
私は講師になってから、よく落語を見ていました。
落語家の話って、徐々に引き込まれますよね。


また、一人で何役もやったりするし、場面もジェスチャーでわかりやすいし。
こういったことを真似することで、話に引き込んでいくことができます。


私は若い頃、とにかく時間があれば落語の動画や録音を参考にしていました。
まぁ、単にお笑い好きだというのもありますが。
だから、漫才やコントもよく見ています。
これもとても勉強になります。


どんな話し方をすれば引き込まれるのか。
これを独自の視点から勉強してみるといいですよ。


5.アドリブを効かせて対応する

私の講義はアドリブだらけです。
伝えたいことの本筋は変わりませんが、相手によって伝え方や事例を変えたり、また思いつきでワークを突然始めたり、なんてこともあります。


これはその場の空気や受講生の雰囲気によって、どんな手を使うのがいいのかなって考えるんです。
そしてひらめいたことをやってみる。
たったそれだけです。


だから、中にはこちらが準備していたことを全て伝えられないこともあります。
でもそれでいいんです。
だって、今目の前にいる受講生にとっては、大事なのはこっちだってこともありますから。


いつも同じ様に同じことばかりやるのではなく、相手に応じて工夫をこらしてみる。
その方が自分も楽しいし、受講生にも楽しさが伝わりますよ。


【さらなる裏技!】

今の5つ以外にも、私がやっている「印象に残るため」の裏技があります。
こちらも今回は堂々と披露しちゃいましょう。


1.パワーポイントを使わない

私の講義は基本的にパワーポイントのスライドは使いません。
ひたすらホワイトボードに書きまくります。
それを受講生はひたすらメモしてもらいます。


これだと常に目と耳と手を使いますからね。
そうなると、どんどん伝えたいことが記憶に残るんです。


さらに、パワーポイントを使わない講師というのは今では珍しいですからね。
そういう意味でも、受講生にとっては新鮮に映り印象に残りやすくなるのです。


ちなみに、全く使わないわけではありません。
使ってもごく一部です。
全てをスライドを使う、というのは基本やっていません。


2.自虐ネタを入れる

お笑いが好きで、時々クスリと笑えるような小ネタをあちこちに仕込んでいます。
これ、自分の中の定番ネタなんです。
そして、これは自虐ネタを仕込んでいます。


例えば「承認」を説明する時に、これも承認の種類ですといくつかお伝えします。
このときに
「はげます、というのも承認なんです
 あ、でもこんな頭の人に「ハゲ増す」って微妙な言葉ですけどね」
なんて言いながら自分の頭を触ります。


これ、自虐だからいいんですよ
もちろん中には私と同じような坊主頭の人もいます。
こういう場合には事前にそういう人には
「同じような頭してるから、親近感湧きますよ−」なんて言ってお近づきになっておきます。
すると、この自虐ネタも自分の容姿を言われて不愉快だ、なんてクレームになることはまずありません。


他にもいくつか笑えるネタはあります。
こういうのを仕込んでおくと、「面白い講師だ」という印象が残るんです。


3.自己紹介クイズをやる

これは前回のアイスブレイクのときにもお伝えしましたが、自己紹介クイズをやることで講師である私に興味を持ってくれやすくなります。
時間は食ってしまいますが、これをやるだけですごく受講生に印象を残すことができます。


残念ながら時間に余裕のある講義の場合しか使えませんが。
これをやると、あとで私のYoutubeやブログを見てくれるようになることもありますから。
せっかくだから、もっと自分のことをアピールしておきましょう。


【おわりに】

印象に残る講師になるための秘訣、いかがでしたか?
こういった工夫をやっておくと、いろいろなメリットがあります。
ぜひあなたもとり入れられるものからやってみてください。


実は、今回書ききれなかったものとして
「おまけの情報を伝える」
というのがあるんです。


せっかくなので、次回はこのテーマでいきましょう。
「受講生ウケするおまけの情報」です。
これ、覚えておけばあなたもいろんな場面で使えるかも


どんな情報なのかは、次回を乞うご期待!
 

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