研修のアフターフォロー、これが決定版!
2026/06/29
企業の研修、これを受けた人も多いでしょう。
さて、研修を受けた後に学んだことを仕事に活かしていますか?
おそらく多くの人は、研修を受けた後
「よし、早速これを取り入れてみよう!」
と意気揚々となるでしょう。
けれど、日が経つにつれて、次第にその意欲は失われていきます。
さらに土日という休日を挟むと、週明けにはいつも通りのただの人に戻ってしまう。
そうなっている人のほうが多いのではないでしょうか?
私はそうなって欲しくないために、研修後にアフターフォローをなるべく入れてもらうようにお願いをしています。
そうすることで、受講生の実践意欲を保てたまま、その考えを習慣化させることができるからです。
じゃぁ、具体的にどんなアフターフォローを入れているのか?
それを今回は公開しちゃいます。
【アフターフォローとは言うけれど】
「うちもきちんとアフターフォローを入れているよ」
そういう研修会社や研修講師もあるでしょう。
では具体的にはどのようなフォローをしているでしょうか?
まずはありがちなやり方と、その欠点をお伝えします。
1.数カ月後にアフターフォロー研修を行う
研修してから2〜3ヶ月後、もしくは半年後くらいにアフターフォロー研修と銘打ったものを行う。
これはよく見ますね。
そうすることで、学んだことを思い出してもらえるし、新しい知識を伝えることもできます。
けれど、これの最大の欠点は
「受講生が本当に実践しているかを追うことができていない」
ということです。
そもそもアフターフォロー研修と言いながら、別の内容の研修を行うのと何ら変わりがありませんからね。
おそらく2回目の研修の冒頭に、今までの実践の振り返りを行ってもらう程度でしょう。
その間に何もしていなければ、それまでってことになりますね。
2.研修受講後にレポートを提出
研修を受講してから1ヶ月後くらいにレポートを提出して、何を実践したかを記入してもらう。
こうすることで、その1ヶ月間は「レポートがあるからなにか行動しなきゃ」という気持ちにはなります。
ではその1か月が終わったらどうなるでしょうか?
そもそも実践の目的が「レポートを提出するため」になってしまい、そこから解放されたらやる気を失ってしまうのではないでしょうか。
さらにそのレポートも問題です。
提出はしてもらった、けれどそれを講師や上長が読むだけ。
何の手応えも反応もなければ、それまでです。
じゃぁ何のためにレポートを提出させたの?
受講生にとってはただの負担になるだけなんですよ。
3.個人面談でフォローをする
これは会社ぐるみで行っている仕組みです。
上長が研修後、定期的に個人面談を行って研修後の実践や成果を聞き取る。
うまくいっていなければフォローとして相談に乗る。
こういった仕組みを取っている所もあります。
これはこれでいいのですが、一つ問題があります。
それは、面談をする上長が研修の内容をどれだけ把握しているのか。
また、上長がめんどくさがってやる気のない面談を行ってはいないか、など。
また、コーチング的アプローチで面談を行えばいいのですが
「お前、ちゃんとやれよ!」
と檄を飛ばすだけの面談になっていないかが心配です。
そんな面談だと、受講生も負担に感じるだけですからね。
【そもそもどんなフォローをしないといけないのか?】
私は研修のアフターフォローには次の3つの要素が必要だと考えています。
1.定期的に行うこと
一回だけでなく、定期的にフォローを行うことが大事です。
そうしないと、行動は継続されませんからね。
また、開催の合間も長すぎてはいけません。
私の場合、短いものだと1週間毎、長くても1ヶ月毎に設定しています。
2〜3か月も合間が空いてしまうと、記憶から消されちゃいますよ。
2.長期間行うこと
そもそもアフターフォローは何のためにやるのか?
それは受講生が学んだことの行動実践を習慣化してもらうためです。
人は思考が習慣化するまでに短くても3週間、長くて3か月と言われています。
つまり3ヶ月間は行動を継続する意識を持ってもらうことが必要です。
だから私は最大3ヶ月間のアフターフォローを行います。
これについては相手先の要望もあるので、残念ながら1か月で終わる所もありますが。
しかし、いずれにしても行動の習慣化を目的とするならば、長期間のアフターフォローは必須だということです。
3.双方向であること
研修レポートを出して終わり。
それでは受講生は満足しません。
レポートに対して必ず何らかのアクションを起こしてもらうことが大事になります。
特にできた時の承認の言葉、これを求めている人は多いでしょう。
また、やってみてわからないことがあれば質問を受け付けることも必要です。
このように受講生からの一方通行ではなく、必ず双方向でやり取りをすること、これがとても大事になります。
その結果、受講生は継続してやり続けようという意欲も高まるのですよ。
【具体的にどうすればいいの?】
この3つの要素を取り入れた「研修フォローシステム」というのを私は取り入れています。
これについては大きく2つのやり方があります。
1.メールやLINEなどを使ってオンラインでやり取りする
事前に受講生のメールアドレスをいただき、定期的にリマインドメールを送ってレポートの提出を促す。
もしくはLINEビジネスを活用して、定期的にLINEにリマインドメッセージを送ってレポートの提出を促す。
そしてもらったレポートについては、なるべく早く講師がコメントを返送するということを行います。
レポートはできれば翌日中、遅くてもその週中には必ず返信します。
LINEビジネスの活用だと、スマホからも返信できるので気づいた時にその場で返信することも多いです。
今はどちらかというとLINEビジネスの活用の方を推奨しています。
このメリットは、受講生は講師に対して質問などがある場合にはリアルタイムで答えをもらうことができるという点です。
また、パソコンだけでなくスマホからでもレポートを提出することもできます。
ちなみに私はオリジナルのプログラムを組んで、定期的に自動でリマインドメールを送り、受講生からの変身はGoogleスプレットシートに自動で落とし込めるようなシステムを組んでいます。
そしてスプレッドシート上にコメントを書き込めば、自動で受講生に返信できるように仕掛けています。
こういったやり取りで、受講生の現在の活動状況をリアルに知ることができます。
2.紙媒体もしくはワードでレポートを提出
これは受講生全員が会社のメールアドレスを持っていなかったり、個人のLINEを使わせるのに抵抗があるような場合に使う手段です。
こちらがレポートの提出フォーマットを作成し、それに記載をして月に一度講師に提出してもらいます。
講師はそれを読んで、レポートの下段にある「講師コメント」の嵐にコメントやアドバイスを記載して返信するというやり方です。
これは特に現場作業などを行っている受講生によくやるやり方です。
その多くは、研修先の担当さんがレポートを取りまとめて月に一度講師に送ってもらうというスタイルです。
パソコンを使えない人は手書きのものをPDFファイルにして送ってもらいます。
私はPDF上の編集機能でコメントを追記します。
このときに心がけているのは、たとえレポートの内容が2〜3行と短くても、私は講師コメント欄の6行びっしり書いて返信することです。
そうすることで、受講生は「自分の頑張りを認めてくれているんだ」という気持ちが高まりますからね。
【大事なのは返信コメント】
研修のアフターロフォーでは「双方向であること」が大事だというのはお伝えしました。
それだけに、返信コメントにはとても気を使います。
まずは受講生が行った行動に対して承認の言葉をかけること。
その上で足りないところやもう少し工夫するとよい点などを「さらにこうすると」という伝え方でアドバイスをする。
もちろん、質問があった場合にはそれに対して「提案」という形でお答えします。
「こんな方法もあるので、ぜひ試して下さい」
という伝え方になります。
ある程度慣れると、コメントの書き方のパターンは決まってきます。
けれど、内容は一人ひとり違います。
全く同じ、コピペできるようなワンパターンのコメントを返信することはありません。
そうしないと、本当に自分のレポートを読んでくれているのか疑問を持っちゃいますからね。
そうならないように、必ずレポートにはきちんと目を通します。
講師からの一言が、受講生のやる気に繋がってくるものなのです。
【どのくらいの時間を使うのか?】
えっ、じゃぁ研修を行うたびに、それぞれの受講生一人ひとりに対してそんなアフターフォローをしているの?
はい、しているんです。
それだと、むちゃくちゃ時間がかかりませんか?
きっとそう思うでしょう。
けれど、これも長年やってきたからでしょうね。
レポートを読んだ瞬間に、どんなコメントを返せばいいのかがパッと頭に浮かびます。
メールやLINEビジネスを使ったものだと、一人にかかる時間は1〜2分程度です。
ひょっとしたらそれより短いかも。
紙ベースもしくはワードファイルの場合は6行びっしり書くのでもう少し時間はかかりますが、おそらく1人2〜3分程度で終わります。
だから、トータルしてもそれほど時間はかかりません。
まぁ、さすがにワードベースで20〜30人ものレポートに対して一気にコメントを書くときには気合が入りますが。
それでも休憩を含めても2時間もかからないんじゃないかな。
これも慣れです。
レポートを読めば一瞬でどんな言葉を返そうか、すぐに閃くようになります。
あとはその通りの言葉を打ち込めばいいだけですからね。
【でも、それってお高いんでしょ?】
ここまでのアフターフォローをやってくれるんだから、それなりの金額を別に請求されるんでしょ。
きっとそう思うでしょうね。
でも私はこれを「無料」で行っています。
研修料金に上乗せはしていません。
というか、ここまでを含めて研修のワンセットだと思っていますから。
「いやいや、それだけの労力を使うのに『無料』はやりすぎでは?」
そう思うかもしれませんね。
だから私は研修先にこうお伝えしています。
「これ、私の趣味でやらせていただいていますので
だから別途費用はいただいていません」
実はこれ、本当の話です。
私は受講生の成長を見るのが楽しみなんです。
だからむしろ、受講生に私の趣味にお付き合いをしていただいている。
そんな感覚で取り組んでいます。
無料ならせっかくなのでやってもらうか。
そう言っていただけるお客様は非常に多いです。
だって、無駄にならないどころか、会社側で面倒な面談なんかもしなくていいんですからね。
【アフターフォローでどう変わったか?】
実際にこのアフターフォローを取り入れたことで、受講生がどのように変わったのか。
これは私のホームページの「受講者の声」を見ていただけるとわかるでしょう。
https://c-youme.com/voice/
その多くは自分の行動が変わったことを自覚してくれています。
また、周りの人との関係性が良くなったという声もあります。
さらに、役職としての自覚が芽生えたという人もいます。
企業側にとっても、社員が研修を受けたことにより、行動が変化したことがわかります。
そうなると研修の効果を肌で感じてもらうことができるのです。
これはうれしいことですよね。
で、その結果どうなるのか?
はい、研修のリピートをいただくことが多くなりました。
実はこの研修のアフターフォローは、私にとっては営業活動の一つとも言えるのです。
だから「時間」というコストを使って取り組んでいることなのです。
これで見た目の営業経費も抑えられますからね。
【さいごに】
そもそも何のために研修のアフターフォローをやるのか。
私は「やりっぱなしの研修が嫌い」だからです。
今まで私自身が受けてきた研修がそうだったからです。
だから、私自身の不満からこの制度を行うことに決めました。
確かに手間はかかりますが、やってみるとやりがいも見えてきます。
だって、受講生がこれだけ頑張っているんですから。
その姿を見ることが、私に対しての報酬でもあるんです。
この研修のアフターフォロー制度の組み立て方、詳しく知りたい方は遠慮なく「問い合わせフォーム」から連絡をして下さい。
具体的なメールシステムの組み立て方、LINEビジネスの活用のやり方、ワードのレポートフォーマットなど、余すことなく直接お伝えしますよ。
このやり方をもっと多くの講師が取り組み、よりよい研修を組み立ててもらうことを切に願っています。
そうしてあなたが伝えたことを、もっと多くの人に実践して広げてもらいましょう。
ところで、研修の冒頭って何やっていますか?
おそらく多くの講師が「アイスブレイク」を取り入れていると思います。
実はこのアイスブレイクにも、その後の研修につなげるコツがあるんです。
ということで、次回は「研修につなげるアイスブレイクの奥義」についてお伝えします
次回も乞うご期待!
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